コンサートに際して

私が望むコンサートの在り方

 演奏会では奏でられる音楽と空間、空気、時の全てが藝術です。聴き方は人それぞれ、千差万別です。終始、前のめりで見入っていただくのもよし、私のリサイタルでは開演中に眠りについても構いません。聴き手にとって、かけがえのないひとときとなるのなら、お客様が何をなさっていても、どんな聴き方をされても構わないと私は考えています。

 であるからこそ、開演中に席を移動する、雑音を立て続ける、カメラで撮影するなどの行為は、お客さまの藝術体験に関係のない、藝術空間を乱す行為です。こうした行為によって他のお客様の藝術体験を著しく阻害するお客様には、ご退場いただくことがございます。この場合、チケット料金の返金および一切の賠償請求に応じません。

雑音を立てないためのヒント:
1. 携帯電話、スマートフォン、タブレットの電源を切る
 機内モード、オフラインモードなどと呼ばれる電波のみを遮断する設定では、通知やアラーム、誤作動により、音やバイブレーションが作動することがあります。例えば、Apple社のiPhoneはサイレントモード中にも関わらずアラーム音が鳴動する仕様となっています。
2. プログラムやチラシ類を予めバッグのオープンポケット等へ仕舞っておく
 お膝元に確実にホールドする事が可能であればこの限りではありません。
3. あめ玉は開演前にお召し上がり(開封)ください
 音楽ホールは綿密に音響計算が成されている、いわば第二の楽器です。包装紙を開ける音は、音楽と共に会場の隅々まで届きます。その音は果たして音楽的な意味を持っているのでしょうか。
4. 鈴を仕舞っておく
 鈴のキーホルダーが鳴らぬようご配慮ください。鈴の音も、会場の隅々まで届きます。それどころか、鈴はれっきとした楽器ですから、まるで音楽の一部のように聴こえてしまうのです。鈴で演奏に飛び入り参加する事は通常、歓迎されません。どうしてもという方は、事前に私へ相談してみてください。

プログラムノートの転載禁止

 会場へご入場頂く際にお配りしているプログラムノートは、聴きにいらっしゃった方々へのみお配りするものです。特別な理由が無い限り、プログラムノートをインターネット上へ転載する行為は許可いたしません。

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